
頼んだ不動産会社が安く買い取ろうとした|裁判の事例から学べること
情報更新日:2026年10月

頼んだ不動産会社が安く買い取ろうとした
裁判の事例から学べること
売却を頼んだ不動産会社が、うそを交えて「高くは売れない」と説明し、自分で安く買い取ろうとした。そんな裁判の事例があります。何が問題とされたのか、売主様が気をつけたいことをまとめました。
売却を頼んだ会社から「うちで買い取ります」と急に言われたら、すぐに決めずに、相場やほかの会社の意見を確かめましょう。
1. 事例のあらまし
- 1,650万円での売却を頼む売主のYさんは、自宅のマンションを1,650万円で売りたいと、宅建業者Xに専任媒介で頼みました。
- 12日後、「高くは売れない」と説明Xは「近くで競売の物件が980万円で出ているので、高く売るのは難しい」と説明し、自分が1,220万円で買い取ると持ちかけました。
- 事実を隠していたことが分かる同じころ、同じ間取りの部屋が1,650万円で売れていたことや、買いたい方がいたことを、Xは隠していました。Yさんは契約の取り消しを求め、裁判になりました。
2. 裁判所の判断
- 相場より安く自分で買い取るつもりを隠し、事実と違う説明で売る決断をさせたとして、詐欺にあたるとされました
- Yさんは、売買契約を取り消すことができるとされました
- 引越し費用や精神的な損害などの賠償(120万円)を、手付金を返す義務と差し引くことが認められました
3. 不動産会社が自分で買い取るときのルール
仲介と買取の違いは「買取のメリット・デメリット」でもまとめています。
4. 売主様が気をつけたいこと
- いくつかの会社に査定を頼み、相場をつかんでおく
- 「すぐ買い取ります」と急に言われたら、その場で決めない
- 媒介契約の内容をよく読んでおく
- おかしいと思ったら、ほかの会社や専門家に相談する
5. フォレストスタイルでお手伝いできること
「今の会社の説明は本当?」と感じたら、「不動産のセカンドオピニオン」(無料)でご相談ください。町ごとの相場は「売却相場の目安」で調べられます。

森田 拓郎
フォレストスタイル株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
2007年から大手不動産仲介会社で約15年、売買仲介を担当し、売主様が相場を知ったうえで選べるよう、正直にご説明することを大切にしてきました。大阪市都島区の出身・在住です。最初のご相談からお引き渡しまで、代表の森田が担当します。
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