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繁忙期に売れなかった物件は、この先もう売れない?4月以降の「再出発」戦略。

売却

森田 拓郎

筆者 森田 拓郎

不動産キャリア18年

2007年(平成19年)から培った不動産仲介業の経験と実績による「提案力」を基に、あらゆる不動産売却のお悩み解決をサポートします。


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繁忙期に売れなかった物件は、この先もう売れない?4月以降の「再出発」戦略。

1月から3月といえば、不動産業界における最大の繁忙期です。この時期に売却活動をしていたものの、残念ながら成約に至らなかった売主様の中には「もうこの物件は売れないのではないか」と不安を感じている方も多いはずです。

結論から申し上げます。売れないということはありません。必ず売れます。

不動産は繁忙期にしか売れないものではありません。ただし、4月以降もこれまでと同じやり方を続けていては、時間を浪費するだけです。なぜ売れなかったのかを分析し、戦略を見直す必要があります。今回は4月からの売却活動で意識すべき3つのポイントを解説します。

1. 安易な「価格変更」には注意が必要

3月までに売れなかった場合、不動産会社の多くは「4月以降は価格を下げましょう」と提案してくるはずです。その理由は「今の価格で売れなかったのだから、下げるのが当たり前」という、会社側にとって売却を容易にするための単純な論理です。

ここをチェック 「売れなかった=価格が高い」とは限りません。以下の要素を照らし合わせた検討が必要です。
  • 過去の近隣成約事例と乖離はないか
  • 現在売り出されている競合物件の状況はどうか
  • 単に露出や戦略が間違っていただけではないか

不動産会社は成約させて初めて自身の成績になるため、売れやすくなる「値下げ」を急ぎがちです。売主様は、根拠のない値下げ提案に安易に乗らないよう注意してください。

2. 担当者の「提案力」を見極める

不動産売却において、営業マンの力は非常に大きな割合を占めます。ありふれた「様子を見ましょう」「問い合わせがなければ下げましょう」といった提案しかできない担当者では、4月以降の成約は難しくなります。

弱点を武器に変える視点

例えば、現在私が担当している物件に「防音室」のある部屋があります。他の不動産会社であれば「特殊な設備で需要が限られる(弱点)」と捉え、消極的な見せ方をするかもしれません。しかし私は、これを特定の層に刺さる「武器」として強調し、販売活動を行っています。物件の特徴を捉え、適切なターゲットに届けるアドバイスができるか。この提案力の差が結果を左右します。

3. 「会社変更」や「セカンドオピニオン」の検討

数ヶ月間成果が出せなかった会社に、そのまま任せ続けることが正解とは限りません。4月という区切りに、思い切って媒介会社を変更することも一つの有効な手段です。

セカンドオピニオンの活用 「今の担当者に任せていて本当に大丈夫か?」と不安な方は、別の会社に意見を聞いてみる「セカンドオピニオン」をお勧めします。現在の会社との契約は継続したままでも、電話一本で他社の視点を取り入れることで、新たな課題が見つかるケースは非常に多いです。

結びに:売主様の努力が成約を引き寄せる

不動産売却は、不動産会社に任せきりにするのではなく、売主様自身が現状を冷静に分析し、改善を図る努力が不可欠です。3月までに売れなかった理由を明確にし、4月からは心機一転、正しい戦略で再スタートを切りましょう。

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