
不動産会社に「今だけです」と急かされたら|買取の競合で売主様を守った実例

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こんにちは。フォレストスタイル株式会社の森田です。
「他社と比べてから決めたいのに、急かされたら断れないかも」。売却のご相談で、よく聞くお悩みです。実際にあった買取の競合の例から、急かされたときの考え方をお伝えします。
- 「今返事をしないと、この金額では買わない」は、他社と比べさせないための言い方です
- 売り渡し承諾書にサインしても、売買契約の前なら取りやめられます
- 迷ったら、全社の条件が出そろうまで待ち、セカンドオピニオンを取りましょう
実際にあったこと
売主様は、近くに建設中の新築マンションを買う資金のため、築50年のご自宅を早く確実に売りたいとお考えでした。そこで一般の買主様を待たず、不動産会社に買い取ってもらう「業者買取」で進めることに。大手の仲介会社3社と当社の4社が、それぞれ買取業者の条件を集めて比べる約束でした。
- 約束:4社の
条件を 木曜にA社、金曜にB社・C社、土曜に当社が報告する予定比べて 決める - 木曜:A社が
5,000万円で 「今この場で返事をしないと、この金額では買わないと言っています」と、売り渡し承諾書へのサインを求めた「今決めて」 - 土曜:当社は
5,050万円を 売主様はその場でA社に断りの電話を入れた提示 - 直後
:A社が 仲介会社なのに、その場で10万円上乗せ。「買主様から100万円の交渉枠をもらっていた」と説明来訪し 「5,060万円で」 - 結末
:当社が A社を信用できなくなった売主様のご希望で、最後はくじ引きに。新築マンションへの買い替えを無事に終えられました担当し、 買い 替えを 完了
言われたことと、実際
| 言われた | 実際は |
|---|---|
| 「今返事をしないと、この金額では買わない」 | 他社の条件が出る前に決めさせるための言い方です。不動産の買取に「今日だけの値段」はまずありません。 |
| 「売り渡し承諾書にサインを」 | 「この金額で売るつもりです」と伝える書面で、売買契約ではありません。契約の前なら、より良い条件が出たことを理由に取りやめられます。 |
| 「うちなら10万円上乗せします」 | 仲介会社は買主様ではないので、本来その場で金額は決められません。最初の提示に余裕を残していたことになります。 |
急かされたときの確かめ方
当社が大事にしていること
このときも私は「うちで契約してください」とは言わず、「比べるだけでも損はありません」とお伝えしました。条件を並べて、売主様に選んでいただくのが基本です。ほかの会社の査定や買取の条件が妥当かを確かめる、セカンドオピニオンのご相談もお受けしています。
出典:民法第557条(手付)e-Gov法令検索

森田 拓郎
フォレストスタイル株式会社 代表取締役/宅地建物取引士
2007年から大手不動産仲介会社で約15年、売買仲介を担当してきました。他社で売り出し中・相談中の方からのセカンドオピニオンのご相談もお受けしています。大阪市都島区の出身・在住です。
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