
【2026年10月版】住宅ローン金利 “変動型 vs 固定型”:将来リスクの見極め方
令和8年10月版
住宅ローン金利 “変動型 vs 固定型”:将来リスクの見極め方
住宅ローンを組むとき、多くの方が悩むのが「変動型にするか、固定型にするか」という点です。
日本銀行は2024年3月にマイナス金利政策を解除したあと、段階的に政策金利を引き上げ、2026年9月には短期の政策金利を1.25%程度としました。金利が上がり始めた今、将来の金利上昇リスクをどう考えるかによって結果は大きく変わります。
本記事では、両者の特徴やメリット・デメリット、そして実際の返済額の変化シミュレーションを交えながら解説していきます。
変動型金利の特徴とメリット・デメリット
変動型は、市場の金利動向に応じて半年ごとに金利が見直されるタイプです。現在の日本では最も利用者が多いローンタイプです。
- メリット:初期金利が低く、毎月の返済負担を抑えやすい
- デメリット:金利上昇リスクがあるため、将来的に返済額が大幅に増える可能性がある
金利が0.5%から1.5%に上がると、毎月の返済は約1.4万円増えます。
固定型金利の特徴とメリット・デメリット
固定型は契約時の金利が返済終了まで変わらないため、金利変動に左右されず安心して返済できます。
- メリット:将来の金利上昇を気にせず、長期的に安定した返済計画が立てられる
- デメリット:変動型に比べて初期金利が高く、月々の返済額が大きくなる
変動型よりは高めですが、将来的に金利が上昇しても変わらない安心感があります。
※返済額は、元利均等返済・ボーナス払いなし・金利が35年間変わらないものとして当社で計算した概算です。実際の返済額は金融機関の条件によって変わります。
2026年10月時点の金利の状況
日本銀行は、2024年3月にマイナス金利政策を解除したあと、2024年7月に0.25%程度、2025年1月に0.5%程度、2025年12月に0.75%程度、2026年6月に1.0%程度、2026年9月に1.25%程度と、短期の政策金利を引き上げてきました。
固定型の代表である【フラット35】(借入期間21年以上35年以下・融資率9割以下)の2026年10月の金利は、最も多い金利(最頻金利)で年3.830%、借入期間20年以下では年3.510%です。
出典:日本銀行 2024年3月19日公表、2024年7月31日公表、2025年1月24日公表、2025年12月19日公表、2026年6月16日公表、2026年9月18日公表/住宅金融支援機構「最新の金利情報:長期固定住宅ローン【フラット35】」(2026年10月適用、新機構団信付き)
どちらを選ぶべきか?判断ポイント
- 将来の収入見通し:昇給や副収入の余地がある人は変動型、収入が安定していて変化が少ない人は固定型向き。
- 金利動向に対する考え方:「金利の上がり方は緩やか」と考えるなら変動型、「この先も上がり続ける」と考えるなら固定型。
- 返済計画の安定性:教育費や老後資金など、他の支出を見据えて安心したい場合は固定型。
まとめ
「変動型」と「固定型」には一長一短があり、どちらが絶対に良いとは言えません。
重要なのは、ご自身のライフプランや収入見通しに合わせて選択することです。
不安な方は、まず金融機関のシミュレーションを複数試してみること、そして専門家に相談して具体的な数字で判断することをおすすめします。
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