【2026年9月】大阪市の中古マンション「ワニの口」|中心6区は売出と成約の差1,802万円、18区はほぼ差なしの画像

【2026年9月】大阪市の中古マンション「ワニの口」|中心6区は売出と成約の差1,802万円、18区はほぼ差なし

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森田 拓郎

筆者 森田 拓郎

不動産キャリア19年

大阪市の中古マンション「ワニの口」 中心6区は売出と成約の差1,802万円(2026年9月)

2026年10月10日公開 / 執筆:フォレストスタイル株式会社 森田拓郎

中古マンションの相場を見るとき、私が毎月必ず確かめているのが「売り出されている価格」と「実際に売れた価格」の差です。この差がグラフでワニの口のように開いていくと、売り出し価格に買い手がついてきていない合図になります。2026年9月の近畿レインズの数字で、大阪市の中心6区と18区を比べました。

「中心6区」と「18区」とは

近畿レインズは、大阪市の24区を2つに分けて集計しています。

中心6区北区・中央区・西区・福島区・天王寺区・浪速区
18区中心6区以外の18区。都島区・旭区・城東区もこちら

※当社の対応エリアのうち、北区は「中心6区」に入ります。

この記事のポイント
  • 中心6区は、売出価格の平均が成約価格の平均を1,802万円上回っています。1年前(882万円)の約2.0倍に開きました
  • 18区は、売出と成約の差がほとんどありません(成約の方が12万円高い)。売り出し価格が、実際に売れる価格から離れていない状態です
  • 成約件数は、中心6区が前年同月比−30.1%、18区が−23.5%と、どちらも減っています。減り方は中心6区の方が大きくなっています

「ワニの口」とは

その月に新しく売り出された物件の平均価格(売出)と、その月に売買契約が決まった物件の平均価格(成約)を同じグラフに描くと、2本の線の間が開いたり閉じたりします。開いた形がワニの口に似ていることから、こう呼ばれます。口が開くほど、「売り出し価格は上がっているのに、その価格では買い手が決まりにくい」状態です。

※売出と成約は、同じ物件どうしの比較ではありません。その月に売り出された物件と、契約が決まった物件、それぞれの平均です。広さや築年数の違いも含まれます。

中心6区と18区、この1年の動き

売出(新規登録)の平均価格成約の平均価格

中心6区(北区・中央区など)
2026年9月:売出 7,849万円 / 成約 6,046万円(差 +1,802万円)

5,0006,0007,0008,0009,0002025年9月12月3月6月9月

18区(都島区・旭区・城東区など)
2026年9月:売出 2,885万円 / 成約 2,897万円(差 −12万円)

2,0002,5003,0003,5002025年9月12月3月6月9月

単位:万円。2025年9月〜2026年9月の月ごとの平均。出典:近畿レインズ「マンスリーレポート」No.166(集計表)

2026年
9月
売出成約差1年前の差
中心6区7,8496,046+1,802+882
18区2,8852,897−12−306

単位:万円。差=売出の平均価格−成約の平均価格。

数字から読めること

中心6区:口が開いたまま売出の平均は7,849万円まで上がる一方、成約は6,000万円前後で大きくは動いていません。直近6か月の差の平均は約1,863万円です。成約件数も181件(前年同月比−30.1%)と減っていて、高い売り出し価格に買い手がついてきていない様子が見えます。
18区:口はほぼ閉じている売出と成約の平均が、この1年ほとんど同じ水準で動いています。成約件数は202件(前年同月比−23.5%)と、前の年より減っています。それでも売出と成約の価格の差はほとんどなく、相場に合った価格であれば買い手がついている市場です。

売る方・買う方へ

都島区・旭区・城東区で売る方18区は、売り出し価格と成約価格の差が小さい市場です。ただし成約件数は前の年より減っていて、相場に合った価格であることが前提です。最初から高く出しすぎると、中心6区のように「売り出したまま決まらない」側に入ってしまいます。
北区で売る方中心6区は、売出と成約の差が大きい市場です。周りの売り出し価格ではなく、実際に成約した価格を基準に考えるのがおすすめです。
買う方中心6区は、売り出し価格どおりでなくても話がまとまる余地があります。18区は値引きが通りにくいので、気になる物件は早めの判断を。

あなたのマンションが、いまどのくらいの価格で成約しているかは、町名・築年数ごとに売却相場の目安で調べられます。先月の動き(件数・価格)は8月の記事にまとめています。

出典

  • 公益社団法人 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)「マンスリーレポート」No.166(集計表 Ⅰ.中古マンション 地域別概況「成約状況」「新規登録」)
フォレストスタイル株式会社 代表 森田拓郎
この記事を書いた人

森田 拓郎

フォレストスタイル株式会社 代表取締役/宅地建物取引士

2007年から大手不動産仲介会社で約15年、売買仲介を担当してきました。大阪市都島区の出身・在住です。毎月、近畿レインズの数字を確かめて、都島区・旭区・城東区のマンションの売り出し価格をご一緒に考えています。最初のご相談からお引き渡しまで、代表の森田が担当します。最初のご相談からお引き渡しまで、代表の森田が担当します。

対応エリア:都島区・旭区・城東区・北区・守口市(エリア外のご相談もお受けします)

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